受験の神様・和田秀樹 × 異色のYoutuber矢内東紀
特別対談①『ボケてもやれるアメリカ大統領』
この閉塞した時代の殻を破るのは発達障害の人間しかいない
■ボケてもやれるアメリカ大統領
矢内東紀(以下:矢内) 「和田秀樹先生の発達障害って、二次障害とかは、何かあるんですか?」
和田秀樹(以下:和田) 「二次障害は意外になくて。ほら、元マイクロソフトの成毛眞さんが“自分は発達障害者だ”って名乗ってて。以前、成毛さんと(書籍の企画で)対談をした時に、“和田さんは、発達障害なのに、よく勉強ができたねえ”って言われて、僕は“勉強が好きだったんじゃなくて、点取るのが好きだったから、ゲームのつもりでやってました”って言った記憶があるんだけど。基本的に、いまだに僕は、発達障害的人生っていうか、世間様は、僕が医者もやったり、映画監督もやったり、大学の先生もやったり、商売もやったりしてると、“すごいですね”って言うんだけど、僕は1か所にとどまっていられないから、毎日、同じことをすることが耐矢内れないわけですよ。だから、それが発達障害っていえばね……。」
矢内 「イスラム法学者の中田考先生が、イスラム国渡航事件の時に、“真っ向からかばってくれたのは、和田秀樹先生と、池内恵先生だけだった”って言ってたんです。要するに、ほかは、みんな、様子を見ながら、発言したりしていたと。それで、正義を貫くというか、ちゃんと言うことを言うというのは、空気を読めない障碍者にしかできないんだ、ということを言っていましたね。」
和田 「結局、いまの時代は、空気を読むのが当たり前すぎちゃってさ。たとえば、老人から免許を取り上げるとかさ。飲酒運転ひとつとってみても、警察って、どさくさに紛れて、ひどいことするなあと思うのは、東名でトラックが車にぶつかって、2人を焼き殺した事件(1998年発生の『東名高速飲酒運転事故』。飲酒運転のトラックに追突された乗用車が炎上し、幼児2名が焼死)でも、福岡の3人突き落とした事件(2006年発生の『福岡海の中道大橋飲酒運転事故』。飲酒運転の車に追突された乗用車が博多湾に転落し、幼児3名が溺死)でも、ウイスキー1本くらい飲んでいる泥酔運転なわけですよ。泥酔運転を厳罰にするのは当たり前だけど、いまビール1杯飲んだって、交通違反の点数は13点でしょ。それによって、田舎の飲食店をバカバカつぶしてさ。ビール1杯で大事故が起こった報道は全然ないのに、酒気帯びを厳罰化して、地方の飲食店をつぶすわけですよ。そうやって田舎いじめをしているわけだよ、東京は。それなのに、田舎の人間まで空気を読んじゃって、飲酒運転を悪いことだと言っているわけじゃないですか。それでさ、そのつぶれた土地にパチンコ屋が建って、警察の天下り先になっているわけ。そういうことを誰も言わないわけだよ。」
矢内 「言えないですね、やっぱり。」
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成績上位で天下の灘校に入るも、深夜放送にドはまりして成績は急降下。広島カープファンだった故に、阪神ファンだらけの灘校に赤帽をかぶっていったことがきっかけで、ヒモで足を結ばれて3階の校舎からぶら下げられたりの過激なイジメを受け、にも関わらず、毎年泡沫候補と罵られながら生徒会役員に立候補、大人顔負けの熾烈な選挙戦を繰り広げる。(実話です)
天才・秀才・奇人ひしめく灘校で自分を見失いかけた主人公のヒデキが、映画への情熱と仲間を見つけ、とうとう編み出した受験のテクニックによって、東大理Ⅲ合格をつかむまでの自伝的物語。
『「NHKから国民を守る党」の研究』 著者/えらいてんちょう
2019年7月の参議院議員選挙において、一人の新人参議院議員と一つの新たな国政政党が誕生した。立花孝志議員(当時: 51)と、NHKから国民を守る党である。
立花とN国党の選挙戦略は今までの政治の常識からかい離しており、支持者以外の一般市民やメディアに大きな衝撃を与えた。
本書では、無視できない大きさになったN国党について、なぜN国党がここまで伸び、国会で議席を獲得するまでに至ったのかについて正しい知識を提供し、ユーチューブというテクノロジーを利用して日本の民主主義が生み出したN国党という現象に対してどう対抗していくか、そして今後出てくるであろうN国党的政治から、どのように自由主義・民主主義を守っていくのかについて、同じユーチューバーである「えらいてんちょう」氏が分析して示していく。